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今日は、知的障害者の施設「S」の広報誌に、寄稿した記事をご紹介します。 「S」は、知的障害者通所更生施設(当時)で、2年間の休職期間の、最初の5ヶ月間週4日通いました。 「S」での活動についての記事はこちら → 活動の原点「S」 今日ご紹介する記事は、「S」の広報担当の職員さんから、「広報誌に載せたいので、福祉業界を外から見て感じたことを書いてほしい」とご依頼いただき、書いたものです。 「S」は、外部の意見を積極的に聞こう、という考え方をもっていました。 私への依頼も、その一環だと思います。 私が記事を書いて「気になるところがあったら修正しますから、ご遠慮なくおっしゃってください。」と言いながら原稿を渡すと、職員さんは、「いえいえ、修正なんてしてしまったら意味がありません。GAMIさんが書いた原稿をそのまま掲載させていただきます。」とおっしゃいました。 そのオープンな姿勢に、とても感銘を受けました。 <「S」でケーキを作ったときの様子(黄色いシャツが私)> さて、前置きが長くなってしまいましたが、それでは記事をご紹介します。 2003年夏に掲載していただいたものです。 当時の私が感じていたことを、率直に書かせていただきました。 えらそうなことばかり書いてありますが、「素人が書いたから意味がある」ということで、お許しください。 *** 以下 「S」の広報誌の記事 *** GAMIと申します。食品メーカーの会社員ですが、2月から休職して「S」にボランティアとしてほぼ毎日通っております。「S」は利用者尊重・情報開示が徹底していて、職員さんも熱意と良識があり、素晴らしい施設だと思います。さて、このたび「福祉業界を外から見て感じたこと」の寄稿をご依頼いただきました。誠に僭越ですが率直な気持ちを少し述べさせていただきます。 今、私が一番感じていることは「(障害者)福祉の世界は閉じている」ということです。職員さんには家族に福祉関係者をもつ方が多く、ボランティアには福祉就職を目指す学生さんが目立ちます。福祉に関わる人はなかなか広がらず、「一般の人」からは一部の特別な立派な人達と考えられています。福祉は家族と専門家が行ない、「一般の人」は彼らに任せて無関心でいる、というのが現状でしょう。その結果、福祉が特別な世界になってしまっています。 「一般の人」は「福祉の世界」のことをほとんど知りません。職員さんは利用者の力になろうと日々奮闘され、成果をあげていらっしゃいますし、福祉全体の改革も進められつつあります。でも、社会の福祉に対する理解はなかなか深まりません。「福祉の人」は、業務の何%を福祉の外との関わりに費やしているでしょうか。毎日の利用者との関わりや、他の「福祉の人」との調整に終始していないでしょうか。この記事も読者のほとんどは家族を含めた「福祉の人」だと思いますが、「広報」は関係者ではなく「一般の人」に向けて行ないたいものです。「福祉の人」はもっともっと「一般の世界」へ働きかけるべきだと思います。 逆に、「福祉の人」は「一般の世界」をもっと知ってほしいと思います。以前、異業種交流研修や行政・民間合同研修に参加したことがありますが、異文化との接触はとても刺激的でした。また、福祉業界のような閉じた世界は、適正な競争による効率化の余地はとても大きいと思います。一般企業の激しい競争やスピード感もヒントにしていただけたらなぁと思います。 えらそうにわかったようなことばかり書いてしまいました。私は数年前から少しボランティアをさせていただいただけで、福祉の専門知識も経験もほとんどありません。浅はか、見当違い、失礼、と感じられるかもしれませんが、今回は「素人だから意味がある」ということで、何卒お許しください。今回は「福祉業界を外から見て感じたこと」というテーマでしたが、「福祉の外」がなくなるのが理想でしょう。さまざまなひとびとが認めあう社会になるために、福祉の世界が開いていってほしいと思います。私も微力ながら「福祉の世界」と「一般の世界」の掛け橋になっていきたいと思います。 *** 以上 「S」の広報誌の記事 終わり *** |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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大変すばらしい(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ |
INA 2007/04/01 02:00 |
INAさん、共感していただきうれしいです。また、興味深いコメントをありがとうございました。 |
GAMI 2007/04/01 09:46 |
この記事・・・もの凄く身にしみました。 |
白湯 2007/04/03 21:29 |
白湯さん、こんばんわ。白湯さんの気持ち伝わってきてますよ。接していれば、自然にわかってくるんですよね。だから開いていることが大切なのだと思います。 |
GAMI 2007/04/03 22:27 |
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