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zoom RSS 手話講座(2)「母語としての手話」

<<   作成日時 : 2007/06/01 22:42   >>

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前回は、勤務先で募集のあった手話講座のことを書きました。
 前回の記事はこちら → 手話講座(1)「手話+障害の理解」
今回は、その後に受けた赤十字語学奉仕団(以下「語奉」)の研修をご紹介します。
 語奉についてはこちら → 赤十字語学奉仕団(1)

語奉では入団した団員は、視覚障害・車椅子介助・通訳等の基礎研修を受講します。
そのひとつに聴覚障害がありました。
私が受講したときは、手話体験学習と講演会で1日の研修でした。

最初の手話体験学習は、ナチュラル・アプローチという方法で、手話に関する事前の知識を全く与えずに、講師は手話だけで講座を行なう、というものでした。
コミュニケーション能力は、意識的な学習ではなく、無意識的な学習活動によるものだ、という考え方に基づくものでした。
手話は言語であるということを感じるという、興味深い経験でした。

次に、日本手話学会の方の講演をお聞きしました。
当時、私がとったメモのキーワードをご紹介します。
・「手話とは、音声言語と同等の構造をもつ、完全な言語である」
 (倫理的にではなく、構造として同等)
・手話は不完全との誤った認識→口語法へ(手話禁止)
・言語的に不完全な環境→言語本能が言語を作り出す
 (ピジンからクレオール)
・不完全な口語法から完全な日本手話が生まれた
・「手話で考える!」それが母語手話!身体感覚で!
・シムコム(日本語に手話をつけたもの)との違い
・頭の動き、目の振る舞いが重要(32種類!)
・インクルージョンの原則に聾者だけは例外である!

初めての方は何のことかわからないかもしれません。
私も詳しく理解しているわけではありません。
ただ、とてもショックでした。「目からうろこ」でした。

一般に手話には、日本語対応手話と日本手話があること。
日本語対応手話は、日本語に手話をあてはめたシムコムであること。
(「○○」は手話では〜〜と表現する)
これとは別に、聾者が母語として使っている日本手話があること。
彼らはその母語で考え、コミュニケーションをとり、生活していること。
したがって、その母語による文化をもっていること。
 参考:日本手話学会ホームページ → 手話の基礎知識
 参考:NHKワンポイント手話 → 日本手話と日本語対応手話

うまく説明できないのですが、「なるほどそういうことだったのか」と思いました
「聾者には独自の文化があり、それに誇りをもっているので、尊重すべきである」と、聞いたことがありました。
でも、正直なんのことかわかりませんでした。
この1日でようやくその意味がわかりました。

一方で、シムコムを必要としている人もおり、日本語との架け橋としてシムコムが一定の役割を果たしていることも知りました。
この日の講師は日本手話を重視する立場でしたが、様々な考え方があるらしいということがわかりました。

その後、聾者が運営する手話サークルに参加してみようか、と考えた時期もありましたが、他の活動を優先した結果、いまだに聴覚障害の方とはあまりおつきあいがありません。
そのため、理解が浅くて間違ったことを書いていたら申し訳ありません

もう5年前のことですが、とても貴重な1日だったことをよく覚えています。
ひとつめの手話講座とはまた違った意味で、有意義な研修でした。
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
手話と一言で言ってもいろいろあるんですね。
お勉強になりました。m(_ _)m
私も手話をかじってみてからはや数ヶ月。幸い今のクラスには手話が出来る人が何人かいるので、時々思い出したように指文字などで遊んでいます。
yukao
2007/06/04 20:54
yukaoさん、こんばんわ。いつもありがとうございます。
さすがに言語聴覚士を目指して勉強している学校だけのことはありますね。手話ができる人が何人かいるとは。
私は聴覚障害の方とのおつきあいは、ほとんどありません。yukaoさんは、手話ができるお友達を通じて、おつきあいが広がるとよいですね。
GAMI
2007/06/04 22:42
Thanks for sharing your thoughts about JQ. Regards
Charity
URL
2017/07/25 14:47

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