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zoom RSS 明日は我が身?

<<   作成日時 : 2009/08/01 11:27   >>

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「明日は我が身と思って、ボランティアしています。」
「明日は我が身と思って、ご支援をお願いします。」
このような言葉を時々耳にします。
聞くたびに、何か違うような気がしていました。

ボランティアをしている人が、次のように言うことがあります。
「私もいつ障害をもつことになるかもしれませんから。」
このボラは、将来を見通すことができる人です。
そして他人の立場に立つとができる人です。
今は関係ないが、将来は自分もそうなるかもしれない。
事故や加齢などにより、障害をもつことになる可能性がある。
そのことを考えれば、今ボランティアをしていることは当然だ。
このように考えられるのは、素晴らしいことだと思います。

福祉講座の講師が、次のように言うことがあります。
「皆さんも歳をとれば障害をもつことになるのですから。」
この講師は、思いを伝えることができる人です。
「障害を自分のこととして考えてほしい」ことを伝えるために、心に響く言葉を選んだのだと思います。
障害は他人の問題ではなく、自分も障害をもつ可能性がある。
そのことを考えれば、私もできることをしなければ。
このように受講生に考えてもらうことは、とても大切です。

しかし、何か違うような気がしていました。
「自分も障害をもつかもしれないからサポートする。」
では、「自分が障害をもつ可能性がないならサポートしなくてよい」のでしょうか?

難病患者の支援を訴えるチラシに、次のように書いてあることがあります。
「○○万人もの患者が苦しんでいます」
「○○人にひとりの確率で発生します」
「決して珍しい病気ではないのです」
このチラシは、読んだ人に重要な情報を伝えています。
支援が必要であることを知らせることは大切です。
身近に感じてもらうことで支援に繋がることは多いでしょう。

しかし、何か違うような気がしていました。
「身近な人が罹患するかもしれないからサポートする」
では、「発生率が極めて低い病気の患者さんはサポートしなくてよい」のでしょうか?

<幕張の夕日…明日はどんな一日だろう>
画像


誤解しないでいただきたいと思います。
「明日は我が身」と思って、意欲的に活動に取り組んでいるボニンティアを、間違っているとは思いません。
「明日は我が身」ですよと言って、受講生に自分のこととして考えてもらおうとしている講師を、間違っているとは思いません。
「明日は我が身」であることを知らせながら、支援を呼びかけているチラシを、間違っているとは思いません。
それぞれ素晴らしいことですし、必要なことだと思います。

でも、やはり何か違うような気がするのです。
解決のポイントは、別のところにあるのではないか。
問題の本質に思いを至らせると、違う発想が必要なのではないか。
そんな気がしてなりません。

「理屈で矛盾があって納得がいかない」というのではありません。
「考え方の視点」「物事の切り口」「精神的な立場」???
そんな類のことです。
だんだんわかりにくくなってきてしまいました。

つまり、こういうことです。
・「自分もなるかもしれないから」ではなく
 「ただ、そこにその人がいるから」
・「たくさんいるか、めったにいないか」ではなく
 「ただ、そこにその人がいるから」
・「その人がとても大変か少し大変か」ではなく
 「ただ、その人がそのサポートを必要としているから」
・「自分がそうだから」ではなく、
 「その人がそうだから」

「ただ、そこにその人がいて、そのサポートを必要としているから」
だから、サポートする、サポートが必要、サポートしましょう。
そういう「考え方の視点」「物事の切り口」「精神的な立場」。
こちらの方が、私にはスッと落ちてきます。

結局、いつも書いていることと同じことかもしれません。
・人は誰でも互いに共通点と相違点がある
・誰かが普通で誰かが特別なのではない
・みんな「ただのひと」
<関連記事> 夢(1)思い(前)

理想論ですし、机上の空論かもしれません。
学問として整理されているのかもしれません。
既に議論されてきているのかもしれません。
素人が頭の中で思いを巡らせたことを、個人ブログに書き込んでいることですので、稚拙な考えをご容赦ください。

ここに書いたことは、「私にはスッと落ちる」です。
皆さんは違うかもしれません。
感じ方、考え方はそれぞれですので。
今日は、少し踏み込んだ記事になってしまいました。
気分を害した方がいらしたらお許しください。
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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。「明日は我が身?」なんとなくGAMIさんの言いたいことわかります。私も多分考えが似ているのだと思います。長渕剛さんの「ホールドユアラストチャンス」という曲ので「誰かが道でつまづいたら、差し伸べる思いやりがほしい・・」という歌詞が私は好きです。(私は昔、まんが道というドラマの主題歌で竹本孝之さんが歌っていて知りましたが)自然に当たり前に手を差し伸べられたら、素敵ですね。そんな人になれたら、と思っています。88888ゲットできませんでした〜。残念。次行きましょう。
Ryo
2009/08/01 15:39
Ryoさん、こんばんは。共感していただき、うれしいです。
すみません、長渕剛さんの曲は知りません。でも、竹本孝之さんは懐かしいです。ドラマ「日当たり良好」に出てました。正統派アイドルでしたね。
それはともかく、「自然に手を差し伸べられたら」…おっしゃる通り、そうできたら素敵です。別に私はできてきているというわけではありません。理想論かもしれませんが、目指すところはそちらだと思うと、スッと落ちるというだけです。ちょっとエラそうな記事になってしまったかと、少し後悔しているGAMIです。
次は100000を目指してください。
GAMI
2009/08/02 22:44
 GAMIさん、もう感心するほかありません。私もすーっと腑に落ちましたよ。GAMIさんの太陽のように熱い思いが・・・。って、ねー私が感心したのは、貼り付けた写真のことなんですけどね。
INA
2009/08/03 11:46
 そうそう、この記事よんでね、最も腑に落ちたのは、この言葉とのリンクです「そこに山があるから・・・」
 でも私の場合はちょっと違うんだなー「ここにわたしがいるから・・・」なんです。

 でも、伝えると言うことに置いては、私の気持ちは伝わりこそすれ、なかなか伝染はしませんね、人に伝染すには、「そこにその人がいるから・・・」というのがしっくり来ます。先ずそこにいるんだと言うことを知ってもらうこと、そしてわかってもらうこと、そこからスタートですよねー。
INA
2009/08/03 11:53
INAさん、こんばんは。
褒めていただいてありがとうございます。写真を。
「そこに山があるから」…はい、私もこの言葉を引用することがあります。「GAMIさんはどうしてボランティアをするのですか?」→「そこに山があるからです」→「???」→「わっかんねーかなー」
それはともかくINAさん、またしても私の記事をご自身の言葉で膨らませてくださいました。「ここにわたしがいるから」…素敵です。その通りです。私は「ここにわたしがいるから」ボランティア(?)をしているのです。「そこにその人がいるから」かもしれないけど、やっぱり「ここにわたしがいるから」です。
どうやって伝えたらよいのでしょう。まずは「そこに…」から? これも結構ハードルが高いです。
でも、またひとつ自分のことに気づきました。私は私だからこれやってたんですね。ありがとうございました。
GAMI
2009/08/03 20:08
 とはいえ、私自身「明日はわが身」という言葉は子供のときからよく思う事でした。
 不測の事態に備えるという感覚を親やば〜さんに教えられたのだと思います。結婚する時にお金がいるからとお年玉はほぼ全額貯金させられていました。幼稚園のころからですよ?老後のためにという言葉も耳に蛸でした。
 そんな事だから?私は私なりに、利き手の大切さを知った時、左手で利き手同様のことが出来るように鍛えたものでした。オリジナルの手話を作ったり、サバイバルグッツをそろえたりと子供の頃からちょっと変わっています(ただの人(子)なんだろうか?)。
 でも、ボラに携わっているのは「明日は我が身」だからではありません。パチンコ、ゴルフなどよりお金はかからないし、いろんな人との出会い、知識、技が自分のものになっていくのが楽しいから、「明日は我が身」というより、「明日の我が身(血となり肉となる)」って感じかな。
 我が身(Wagami)って中にGAMIが入ってますね^^それで余計気になってしまうなんてことは?
INA
2009/08/05 22:28
 GAMIさんは「明日はわがみ」という考え方もそう思う方をも認めていらっしゃいます、それでいいのだと。その上で、思うところもあるぞということなのですが、そこは私も一緒です。
 どんな動機や考え方であろうとも実際に活動なさっている行為とその方にはどんな理論も太刀打ちできません。実際活動なさっている方と考え方の相違が有って議論する事もありますが、ニーズに応えているその方の代わりを出来ない以上どんな熱い思いも正論もその方(行為)にかないはしません。
 伝えるというのは、行動するためのきっかけを知らせてあげるということなのかなー?とも思います。どう思うかどう行動するかは後はその人次第。同じ考え方の人が増えればきっといいだろうなーと思います。だから私も機会を充分に活かそうとは思って行動しています。でも、100人に伝えて1人が行動を開始する。行動を開始した100人のうち同じ考えになってくれた人が1人いればそれはそれで素晴らしい事。つまり1万人に伝えて初めて同じ考えの方が1人出現すれば御の字かな?と、だからこそ伝え続けなければいけないよなーとそんな気持ちでいます。
INA
2009/08/05 22:56
INAさん、いつもありがとうございます。
私も将来に備えてばかりいて、なかなか今を楽しめません。(汗)
「明日のわが身」…うまいこと言いますねぇ。「GAMIさんは人のために頑張って偉いですね。私は自分のことで精一杯です。」と言われると、「人のためじゃなくて、自分のためなんですけど。私も自分のことで精一杯ですよ。」と答えたくなります。まさに「明日のわが身」のためです。
あと、GAMIが入っているとは知りませんでしたよ。(驚)
GAMI
2009/08/05 23:55
はい、思いをもって行動している人を否定することはできません。「自分とは違う」と思うことはありますが、「間違っている」とは言えません。
「1万人に1人」…そうかもしれませんね。このブログは「伝える手段のひとつ」として始めました。しかし、限界を感じまくっています。ブログだけでなく、復職後の5年間の伝える活動の成果は、とてもとても小さなものでしかありません。このことについては、改めて記事にします(たぶん)。続けなきゃいけないんでしょうけど。
GAMI
2009/08/06 00:03
こんにちわ。久しぶりにブログのぞかせて頂きました。明日は、我が身・・・34歳、最近になってその言葉の意味を考える場面がふえてきました。
自分が辛い時に、特に感じる事がありますね。でも、どんな職業にしても人ありきだと
思います。
ひでこ
2009/08/13 17:52
ひでこさん、こんばんは。
久しぶりにご訪問とのこと、ありがとうございます。どうぞ気が向いたときだけでも結構ですので、お立ち寄りください。
そうですね、自分が辛い思いをして初めて感じることはありますよね。自分で感じてもいないのに、人の辛さをわかるつもりになるのも、それはそれでまずいかもしれません。
「どんな職業も人ありき」…おっしゃるとおりです。
でも30歳代でしょ? まだまだ。私も「まだ40歳代」と思わなきゃなぁ。
GAMI
2009/08/13 22:39

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