ボランティアの心構え

「ボランティアの心構え」って、どんなことでしょう。
ボランティアセンターで配布しているガイドブックや、ボランティア団体のwebサイトなどに載っています。
私も先日、ボランティア講座の講師をさせていただいて、そんな話をしました。

一般的に、初めてボランティアをする人にお話しする「ボランティアの心構え」は、だいたい次のような内容だと思います。

 ①挨拶をする
 ②約束・時間を守る
 ③秘密を守る
 ④コミュニケーションを大切にする
 ⑤協力する
 ⑥周囲の理解を得る

  (ボランティア講座の資料より引用)


ボランティアにもいろいろあります。
分野・対象・形態・立場などによって、心構えも違ってきます。
ですから、上記はあくまで初心者向けの一般論です。
それぞれの活動ごとに、気をつけるべきことや、知っておかなければいけないことがあるでしょう。

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そして、私はボランティア講座で上記項目について説明した後、次のように話しました。

これらは「ボランティアの心構え」ではありません。
何をするにも必要な「あたりまえのこと」です。


このときは、受講者が若い人ばかりだったこともあります。
人生経験の豊富な方に、私がこんなことを言っては失礼かもしれません。
しかし、ボランティアは特別なことではなく、できることを進んですることです。、
そう考えれば、「ボランティアの心構え」など特に存在せず、「社会生活を営む上でのあたりまえのこと」とイコールだというのも、頷けることかもしれません。

「ボランティア特有の心構え」をあげるとすれば、「両方OK」だと思います。

<相手がOK>
◆ボランティア活動を望んでいる
◆迷惑でない、負担に感じていない
◆相手が受け入れてこそボランティアができる

<自分もOK>
◆ボランティア活動を望んでいる
◆楽しい、満足している
◆無理していない、断ることができる

⇒「両方OK」ではじめて、ボランティアは成り立つ

  (ボランティア講座の資料より引用)


この「あたりまえのこと」や「両方OK」ができずに、「困ったボランティア」になってしまう人がときどきいます。
近日中に、その「困ったボランティア」について書いてみたいと思います。

<関連記事>
 ◆ボランティアはエラくない
 ◆ボランティアをする

この記事へのコメント

INA
2011年10月21日 12:14
 
 ボランティアの心構えとしては、ボランティアたるを知るという事を伝えたいと思っています。私はボランティアとは?ということと切り離して説明できません。
 ある一つのニーズに対応している場合「心構え」は結構話しやすいのですが、経験の無い方やこれから始めようと言う何をするかも定まっていない一般の方々に話をするときは、「心構え」を「ボランティアとは?」という内容にすり替えてお話しする事が多いです。

 ボランティアとして活動するときはボランティアとしての自分や自分たちの立場、相手や事象との関係性を自覚する事が大切だと思っています。

 ちなみに沢山の仲間と震災被災地へ駆けつけました。半数以上がはじめての経験という方達ですが、活動することこそが「心構え」を知る一番のセミナーである事を実感しました。
 グルメリポーターがどんなに雄弁でも、実際に食べて初めてその味がわかるし、食べなければわからない。
 GAMIさんの記事を読んで、コメントを書きながら、私たちは食べたくなるお話しをして、食べる機会をご用意することができればそれでいいのだなと思いました。

 それでも「ボランティアなんかいらない」なんて言われないよう最低限の説明やお願いはしなければいけませんね。
 困ったボランティアが育たないように・・・。

困ったボランティアの記事楽しみにしていますね^^

INA
2011年10月21日 12:24
 前の記事、、、ボランティアを語るに【食べる】と言う事を例に表現してしまいましたが。これは震災被害に遭われた方や、その他ボランティアの支援を必要とする方たちの立場からするととんでもない話ですね。
 他に表現の仕方がわからなかったのであって、他意はない事を御理解いただきたくお願いいたします。ごめんなさいね。
 
2011年10月21日 23:35
INAさん、こんばんは。

確かに「ボランテイアとは?」がわからなければ、ボランティアの心構えを伝えようがないかもしれませんね。
そして、「ボランティアとは?」を理解するには、経験してみるのが一番。
しかし実際には、これから初めてボランティアをする未経験者に、「ボランティアの心構えを教えてください」と言われることが多いのも事実。
まずは一応話しておいて、実際に経験した後に「こないだ話したことはこういうことだったんですよ」と思い出してもらって、理解を深めていただければと思います。
先日講師をしたボランティア講座でも、進行役の方が「実際にこの後ボランティアを体験した後、もう一度今日の資料を読んでGAMIさんの話を思い出してください」と言ってくださったのは、的を得ていましたし嬉しかったです。

「食べる」…ご心配の主旨はわかりますが、他意がないことはご理解いただけると思いますので大丈夫です。

この後、続編「困ったボランティア」をupします。
USC
2011年10月23日 22:55
ブログ拝読いたしました。
私が携わっている障害者の就労支援においても、「(障害者が)就職するには何が必要ですか。」と聞かれることがよくあります。そのような時、私は、
〇働く意欲(動機)がある。
〇挨拶ができる。
〇理由のない遅刻・早退・欠勤がない。
〇身なりが清潔である。
〇分からないことが質問できる。
とお答えしています。
これって、障害の有無に関係ないように思います。
しかし、逆に言えば、障害があるからといって許してももらえないということでもあります。
「社会生活を営む上でのあたりまえのこととイコール」、賛成です。
2011年10月24日 20:53
USCさん、こんばんは。
なるほど「障害者が就職するのに何が必要か」についても、「社会生活を営む上でのあたりまえのこととイコール」ということが言えますね。
USCさんならではのコメント、ありがとうございました。
こうやって、ご自身の経験から話を広げてくださると、とても嬉しいです。
私も気づきが増えます。
また気が向いたら、コメントお願いします。

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