ボランティア雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS 小さな声を聞こう(8)「私の障害と夢」

<<   作成日時 : 2007/10/10 22:36   >>

トラックバック 0 / コメント 4

シリーズ「小さな声を聞こう」の8回目(最終回)です。
市民福祉活動センターBitが行った、学校の先生を対象とした研修で使われた「小さな声を聞こう」という資料のご紹介です。
障害のある人を対等な人として、その率直な気持ち(声)に耳を傾けよう、というものです。
 関連記事 → 認め合う福祉学習のために(1)
          認め合う福祉学習のために(2)
          小さな声を聞こう(1)

今日は、盲ろう者の方の「小さな声」です。
『私の障害と夢』

 私は視覚と聴覚の両方に障害のある重複障害者です。視覚と聴覚になんらかの障害をあわせて持つ人のことを盲ろう者といいます。

 世界的に有名なヘレン・ケラーも盲ろう者の一人です。日本では、盲ろう者として、日本で初めて大学に進学し、はじめて大学の教員となった東京大学先端科学技術研究センター准教授の福島智さんが有名です。しかし、すべての盲ろう者がヘレン・ケラーや福島智さんと同じように教育の機会を得て、コミュニケーションの手段を身に付けているわけではありません。全国に盲ろう者は約1万3千人います。そのうち情報とコミュニケーションが完全に遮断された重度盲ろう者は約9千人いると推計されています。

 私は生まれつき言語障害と難聴がありました。子供の頃は言葉を喋ることが出来ませんでした。小学校に通いながら週に1回、言語治療教室に通い、聞き取りや発音の訓練をしました。34歳の時、仕事中に高いところから落ちて、全身を強く打ち、脱臼と複雑骨折で2年近く入院しました。事故の影響で耳が聞こえなくなってしまい、いまは補聴器を付けて耳元で話してもらうと聞こえます。事故から5年後に再就職しましたが、44歳の時に網膜色素変性症という目の病気で仕事を辞めました。
 視力低下と視野狭窄で会社までの通勤が困難になったからです。網膜色素変性症は進行性なのでまだ治療法は解明されてません。夜盲症から始まって、視野が狭くなっていき、最悪の場合は失明に至ります。視力は現在、左0、右0.1、視野は10度です。

 仕事を辞めてから8年間、家に閉じこもるようになりました。目が見えなくなって、耳が聞こえなくなって、将来のこと、生活のことなど相談するところがなく、どうしたらいいのかわかりませんでした。そんなとき、知人から白杖の歩行訓練を薦められました。最初は白杖を持つことに抵抗がありましたが、歩行訓練を受けていくうちに前向きに考えるようになりました。そして、もう一度社会参加したいと思うようになりました。

 私は現在、千葉盲ろう者友の会で活動しています。全国盲ろう者大会で福島智さんと出会い、研修会等で通訳を通して、福島智さんとお話する機会があります。盲ろう者は一人一人障害の状況が違うので、コミュニケーション方法が違います。福島智さんは全盲ろうなので指点字、私は弱視難聴なので音声です。いま指点字を習っています。指点字を覚えて、福島智さんと指点字で話をするのが夢です。

様々な立場の人の「声」をそのままお伝えしようというこのシリーズは、今日で最終回を迎えました。
この資料をまとめた市民福祉活動センターBitを通じて、ご本人にご了解を得て掲載させていただきました。
Bitの皆様、執筆者の皆様、ご理解とご協力ありがとうございました
心より感謝いたします。

また、読んでいただいた方、コメントをいただいた方、皆様にも感謝いたします。
私自身この資料を読んで、世の中には様々な立場や思いをもった人々がいるということを、改めて認識しました。
多様性を認め合い、声をかけあい肩をたたき合って、地域で共に生きていくためには、様々な思いを聞くことが大切だと思います。
このブログも、そのための「小さな機会」になれたらと思い、ご紹介してきました。

シリーズは一旦終了しますが、これからも他の声をご紹介する記事をまた書いていきたいと思います。
そして、こういった声を聞く機会が、地域でも増えていくことを期待します
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
← 左のブログランキングのアイコンをクリックしてください。
  ブログランキングが見れると同時に、私のブログにポイントが入ります。
  PRにご協力ください。
********************
★初めてご訪問くださった方は、こちらをご覧ください。
 → 初めてご訪問の方へ(目次)
★ホームページはこちらです
 → http://kake-hashi.jimdo.com/
★新しいブログはこちらです
 → http://vjissen.blog.fc2.com/
********************

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こういう声って貴重ですよね!!
今後もこういう記事、拝見したいです!!
たかびごん
URL
2007/10/13 22:07
たかびごんさん、ありがとうございます。
シリーズは一旦終了しますが、また機会を見つけて様々な声をお伝えしたいと思います。
自分の思いを伝えるだけでは、独りよがりになってしまいますので。今後とも、よろしくお願いします。
GAMI
2007/10/14 08:01
文章を読んで共感を覚えました。
私も網膜色素変性症で小学校高学年から
ながーーい付き合いをしています。
結婚するまでは仕事はフルで働いていましたが
やはり段々と無理になり結婚を機に
やめました。とりあえず進行性と
いうこともあり私は「できる時期に
何でもどんな仕事でもとりあえずやる」
って考えてましたからできる範囲で
やっていましたが段々職種も狭くなり
ますし、結婚してからも視野は狭いですし
電車の移動などなかなか一人では不安です
人ごみにまぎれて流されてしまいます(笑)
外へ行くのも日々の買い物中心です。
これからやはり不安はありますし
どうなるのかなあって考えながら
生活しています。仕事はしたいのですが
数年前交通事故にあい体もムチウチが
残り仕事復帰はなかなかです。
現実的にもう少し障害者でも働ける場所を
短時間でも提供できる会社が増えると
嬉しいなって思います。
ドロップ
2008/02/25 23:27
ドロップさん、こんばんは。2度目のコメントですね。引き続きご訪問いただき、うれしいです。
この記事の本文にでてくる市民福祉活動センターBitの代表の方も、ドロップさんと同じ網膜色素変性症だそうです。
コメントから、ご不便や不安があるなかで、前向きに毎日を生きているドロップさんの様子が伝わってきます。確かに短時間勤務できる職場が、もっと増えてほしいと感じている人は多いのでしょうね。ご活躍の場に巡りあえることをお祈りします。
また共感する記事を見つけたら、お気軽にコメントしてください。
GAMI
2008/02/26 21:22

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

ツイッター

zakki_cho07をフォローしましょう


GAMIにメール


アクセスカウンター



ブログランキング

にほんブログ村 介護ブログ 障がい者福祉・介護へ
にほんブログ村

ウェブリブログ公認

・BIGLOBEウェブリブログ公認「おすすめブログ」2008.5.22で紹介されました!
小さな声を聞こう(8)「私の障害と夢」 ボランティア雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる